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耐酸被覆鋼板は、当初は蒸気機関車の煤煙や亜硫酸ガスなどの、酸性ガスからの防蝕を目的として駅舎などに採用されていた、瀝青質(アスファルト)で被覆された鋼板でした。現代では長期耐久性建材として、ふっ素系塗料やシリコン系塗料などで表層を被覆したものが主流となっています。塗り替えを行う場合は、一般的な弱溶剤系塗料の金属仕様では、付着しない可能性がありますので、事前に被覆層の種類をご確認頂き、付着力試験を行った上で、塗装の可否を確認する必要があります。